心に染みる音楽 ~rewrite the stars
皆さんは、グレイテスト・ショーマンの映画をご覧になりましたか?
ラ・ラ・ランドとよく比較されて、どっちが好きか、などという話も聞きますが、
音楽を手がけるのは、『ラ・ラ・ランド』で歌曲賞を受賞したベンジ・パセック&ジャスティン・ポールのコンビ。
そう、音楽が本当に良いのですよ。
私は、グレイテスト・ショーマンの映画の方が好き
で、何度も観ました。
多くの良い劇中曲の中でも、一番大好きなのが、この『rewrite the stars』です。
映画のシーンそのものに、歌詞もキラキラした形で書いてくれていますので、ぜひこちらのバージョンをご覧ください!
rewrite the stars.
意味は、星を書き換える・・・星には、占いから転じて運命、というような意味もありますので、2人の運命を変えよう、といったような意味が込められています。
最初の方は、涙なしでは見られませんでした・・。
(さすがに何回も観たので、泣かなくなりましたが^^)
この映画の時代背景には、白人至上主義による階級社会の差別があります。
当時は、人間と思われていなかった黒人。主人公バーナムの事業パートナーとなるフィリップは、貴族の出でいながら、自身の人生に疑問を抱いたことで、その守られた生活の枠から飛び出し、アンという女性に一目ぼれします。当然、許される恋ではなかったのですが、真っ直ぐに前向きに思いを貫こうとするフィリップと、現実を見てその気持ちに素直に答えられないアン。その、ゆらゆらと揺れ動く恋心のやり取りが、空中ブランコを通じて痛いほど伝わってくるのです。
最近でも、白人警官による黒人殺害のニュースを皮切りに、あちこちで暴動がおこりました。コロナ禍におけるストレスのはけ口となったような側面もありそうですが、やはり根底には、黒人の中にある、白人に対する耐え難い抑圧された衝動が、白人の中にも、エリート意識でどこか有色人種を見下してしまう気持ちがあるようです。
アメリカ社会に根深く残るものを垣間見つつ、映画の中では、最終的に2人は結ばれます。
本当に波瀾万丈ながら、最終的にみんなが幸せになることで、幸せに浸れる映画だと思います^^まだご覧になっていない方は、できればこのYoutubeを観る前にでも、ぜひ映画をみてくださいね!
明日も穏やかに過ごせますように。