今日のいい言葉(21)~学校とは賢くなるためだけの場所ではない。
9月も半ばとなり、多くの学校は通常登校になったりしているところも多いと思います。
(大学を除く)
学校の存在意義って、何でしょう?
そもそも、考えずに私は通っていたかもしれません。それが当たり前と思って・・。
最近では、不登校の子も増えています。インターネットなどの普及によって、当たり前と思っていた世界以外に、もっと違う世界があるということを人々は知っているからです。
そうなると、あえてその世界から抜け出そうとして反抗する必要はありません。自分を守るためにも、そこから逃げればよいから・・。
もちろん、逃げるのが悪いこととは思いません。繊細で生きるのが辛い、我慢を重ねてこれ以上限界だ、そう思うなら、離れたほうがよいでしょう。
話は学校の存在意義に遡ります。
ある人はこう言いました。
学校とは賢くなるためだけの場所ではない。自分の行く先を確認するための場所である。
私は今この年になって、このことの意味が分かります。
学校は勉強を教えてもらう場所であり、人間関係を学ぶ場所でもある。
そうして人は賢くなっていくわけですが、自分がどのように進んでいったらいいか、その道しるべとなるきっかけをつくってくれるのも、学校です。それは、周りの人達との影響で立ち位置が分かったり、新たな魅力や才能を発見してもらったり。そうすることで、自分がどんな道へ進めば、幸せなのか、楽しいと思えるのか、客観的に見てもらえる学校のような場所でないと、なかなか分からないでしょう。
だから、不登校の子にも言いたい。元の学校に行かなくてもいいけれど、どこか、自分が居心地のいいと思える学校には、行った方がいいんだよと。
少しでも、寂しい気持ちを抱える子が減りますように。
そして、明日も穏やかに過ごせますように。