今日のいい言葉(23)~最初にあったのは、夢と根拠のない自信だけ。
久しぶりにさわやか、と思えるオフの日になりました。
犬の散歩をしていても風が心地よく、遠足日和でもありそうです。
明日からは、寒くなりお天気が崩れるみたいです。体調も崩しませんように。
さて、今日のいい言葉はこちらです。
最初にあったのは、夢と根拠のない自信だけ。
そこからすべてが始まった。
こちらは、ソフトバンクの創業者、孫正義さんの言葉です。
在日韓国人実業家の次男として生まれ、貧しい幼少期を過ごしたが、父の事業の成功により、裕福に。この父も教育熱心だったといいます。
1980年、コンピュータ卸売事業の「ユニソン・ワールド」を興し、翌年、「日本ソフトバンク」と設立、代表取締役となります。
その後病気をしたりして一旦は社長職を退くものの、再び復帰。
1990年にソフトバンクに社名変更し、96年にはヤフー社との合弁でヤフージャパンを設立します。
その後も福岡ソフトバンクホークスのオーナーとなったり、ボーダフォンを買収したりと、事業家としての才覚は目を見張るものがあります。
その背景にあった「夢と根拠のない自信」とは、一体何だったのでしょうか。
それをよく表しているエピソードがあります。
肝硬変の一歩手前まで行き、余命5年と宣言され、自らの人生を改めて考えた時・・・。
見栄とか、恰好とか、大義名分とか、社会的に形式ばったこととか、そんなものはどうでもいいと。本音でいらない。
では、自分が何があったら幸せか。
生まれたばかりの娘や家族の笑顔を見ること。そして自分の家族だけでなく、お客さん、社員、見ず知らずの女の子。
そういった人たちの笑顔のために生きたい、と建前抜きに思ったという。(Wikipediaより)
そういった広い視野での皆の幸せが自分の夢でもあり、幸せでもあると捉える姿勢は、とても素敵だと思います。
東日本大震災に際しても、100億もの寄付を発表し、そして実行しました。
こうした結果を出すにあたっても、「根拠のない自信」というものは原動力になるのかもしれません。
在日韓国人という、水面下の差別や、就職などでもハンディのあった時代。その裏には、そうした苦難の日々を乗り越え、父が事業で成功したり、自らも勉学を進め、道を開拓することでどんな人生も変えてきたという、結果を出してきたゆえの自信にもつながっていたのではないでしょうか。
私は、企業に入社して間もない頃、孫氏に会ったことがあります。
孫さんは40歳くらいだったかと思いますが、あまり今と変わらない容姿で、穏やかな笑顔で、熱く大きなことをおっしゃっていました。内容は詳しくは覚えていないのですが、マクドナルドの藤田田さんに会いに行ってコンピュータを学ぶよう言われた話や、大ぼらを吹くことが悪い事ではなく、その為に努力を重ね、実行すればそれは大ぼらではなくなる、というようなことを話されていたのは覚えています。
その時は大いに感銘を受けましたが、あいにく私には商売の才覚も、そうした方面への欲もなく・・
皆を幸せにするには水面下で何か細々と発信すること・・・と考えていますが、まずは夢と、根拠のない自信。
それは私も持ち続けていたいなと思っています。
皆さんもそれぞれに、自分なりの夢や、それを実現するための根拠のない自信は、持っていてくださいね。
必ず誰かのためになりますから。
明日も、穏やかに過ごせますように。