今日のいい映画 ~すずめの戸締り~
とっても久しぶりの投稿になってしまいました。
時は流れ、コロナの状況も落ち着き、人々は国境を越えて移動しています。
パスポートの期限が切れていることに気づいて、海外に行けなかった時を実感します・・。
長女は大学生になりました。
そして、その長女と、今日2023年5月27日までの上映だった「すずめの戸締り」昨日見てきました。
映画を観終わった後の感覚としては、しばらく言葉がでませんでした。
・・・映画の中に浸りすぎて。
そして娘が、「観て良かった」といってくれ「うん。」それくらいしか言えなかった。
この映画のテーマともいうべきものは、帰るべき場所。それに尽きるのかなと思います。
悲しい災害があって、帰るべき場所に帰れなくなっていた人がいて。
主人公のすずめも、一見幸せそうな日々を送っているけれど、幼少期に亡くなった母との記憶に、
そしてその妹である叔母との生活に、どこかしっくりこないものを感じていた。
それは、大切な誰かに出会う前だったから・・。
出逢っているのに、そのことを記憶として呼び起せていなかったから。
結果的に、すずめが草太に会ったことで、本来果たすべき役割「とじ師」が動き出す。大事なことをする人になった。そんな覚醒したすずめの行動に突き動かされるように、たまきも、自分の中で抱えた複雑な思いをぶつけることになる。
そうして好きになった人を救い、本来帰る場所にうまくはまっていくのでしょう。
人はもしかしたら、将来会うべき人と、既に会っているのかもしれない・・・。
韓国ドラマで流行った、愛の不時着もそうだったですよね。
たぶん私も、きっと何度も目の前を通っているのにその時は会えなくて、気づいていないまますれ違い、でも、出会うべき時が来たら、きっと出会えているのだと、そんな風に思うことがあった。
いつかいなくなってしまう人も、思い起こせば、一緒にいた時のことが思い出せるから。
その時感じた思いはなくならない。
人生は旅のようなもの。違う場所に行くだけですものね。
出逢えたさまざまな人に感謝。
本当に心からそう思う。
いま私はこんな風に思えて、とっても幸せです。
明日も、穏やかに過ごせますように。